頚椎(首の骨)は、少し前にカーブしているのが正常なのですが、何らかの原因により、まっすぐになってしまう状態をストレートネックといいます。
これが進行すると、逆に反る 頚椎後弯変形(後方ネック) になる場合もあります。
重い頭を細い首で支えるには、適度なカーブにより重心をとらえる必要があります。
頚椎のカーブは、衝撃を吸収する役割もあり、とても大切なのです。
そのカーブが失われてしまうと、頭を首の筋肉だけで支えることになり、慢性的な肩こり・首のハリが起こり、いろいろな症状が現れます。

緑のラインが頚椎のカーブ、赤の点線ラインが重心線です。
左の頚椎は正常なカーブを描き、頭部は頚椎でしっかり支えられています。
右のストレートネックを見ると正常なカーブは失われ、頭は頚椎より前に来ています。
ストレートネックの場合、頭部や重心線が背骨より前に来てしまう為に、重い頭(約4~5kg)を首の筋肉で支えなければなりません。ですので、慢性的に首や肩がこり、それらの筋肉の緊張から頭痛などのトラブルを引き起こします。
ストレートネックの方は、 いわばサスペンションの効かない車に乗っているのと同じ状態です。
常に頭の重さは周囲の椎間板や筋肉や神経に過剰なストレスを与え続けていますので、 そういった期間が長期間続いてくると、 結果的に頚椎ヘルニアや慢性的に繰り返す寝違えや頚椎症の原因になってきてしまいます。
ストレートネック、腰痛を引き起こす原因は姿勢にある
ストレートネックは、パソコン作業のようなデスクワークの人に多く発症しており、座っている時の姿勢が大きく影響していると考えられます。
通常のデスクワークでもストレートネック、腰痛の原因となるメカニズムは潜んでいます。
悪い姿に慣れてしまった自らの体位は、なかなか変えることはできません。
まさしくここに、ストレートネック、腰痛を引き起こすメカニズムが潜んでいるのです。
特にデスクワークを行う事務、設計等の仕事に関わる方に多く見受けられる症状であるのです。

ゲームや勉強を長時間続ける子供たちにも、ストレートネックは増えています。
またスマートフォンの普及に伴い、画面を覗き込む姿勢の悪さからストレートネックになる方も増えています。


